【大前流 教育改革案】「義務教育と入試はこう変えよ」

仕切り直しとなった入試改革、深刻化する教員不足と教員採用倍率低下、日本より先行していると言われる諸外国の教育事例、そしてAI――。経営コンサルタントでビジネス・ブレークスルー(BBT)大学学長の大前研一氏なら、課題山積の学校教育をどう改革するか。第1回は義務教育と大学入試の改革案を聞いた。

(聞き手・教育新聞編集部長 小木曽浩介)

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続・大前研一氏に聞く

義務教育を高校まで延長すべき
――大学入試改革が二転三転しています。
まず最も根本的なところで、投票年齢を18歳に引き下げたときに、18歳という年齢について定義しなかったことが大きな問題だと、私は思っています。

少年法やアルコールは20歳としつつ、投票だけは18歳。投票権を与える人は、どういう人でなければいけないかが、全く定義されていないのです。その定義もなしに投票させるなど、これは国家の怠慢だと思います。

投票権を与えたのであれば、義務教育を高校まで延ばし、18歳の時点で社会人として世に送り出すための儀式をすべきです。……

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