【受験向け授業はしない】当たり前を疑う

福島県の教育を盛り上げようと、地域と連携した課題解決型授業やリベラル・ゼミ、反転授業など、次々と新しい取り組みにチャレンジしている教員がいる。福島県立福島高校の遠藤直哉教諭だ。授業で大切にしていることは、「何を教えるかではなく、どう興味を持たせるか」。インタビューの1回目は、2年前から実施している反転授業から見えてきた、生徒が持つ力の引き出し方について聞いた。(全3回)
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進学校でも受験向け授業をしない理由

子供の主体性を伸ばす反転授業
――1年生の反転授業を拝見しましたが、たくさん多様な質問が出てくるのに驚きました。
1年生の生物は7クラス中5クラスを私が担当し、反転授業をしています。

本校のホームページ内にある生徒専用の「manaba」(まなば)というコーナーに、私が過去に実施した授業の動画が全て上がっています。これらの動画の中から、生徒たちはその日の単元の動画を事前に見た上で、授業前に黒板に質問を書きます。その質問に私が答えたり、一緒に考えたりしながら授業を行います。

これまでもさまざまな取り組みをしてきましたが、ずっと「子供たちの主体性を伸ばすためには、反転授業が必要だ」と思っていました。……

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