【非常勤講師たちの悲鳴】コロナが問う学校の働き方

長引く臨時休校を巡って、学校現場が悲鳴をあげている。児童生徒はもちろん、教師も山積する課題や先が見えない不安で、心身共に多大なるストレスを感じている。一方、この騒動の影響で、働く場所を失いかけている人々がいる。非正規雇用の講師たちだ。特に状況が深刻な私立学校の教員で結成される労働組合「私学教員ユニオン」の佐藤学代表にインタビューし、新型コロナウイルス感染症が教職員の働き方に与える影響を聞いた。


管理職に休業補償を相談できない
3月から続く一斉休校。子供たちへの影響はさることながら、そこで働く教職員も精神的、肉体的に多大な負担が強いられている。その一つが労働問題だ。特に非常勤講師を巡っては、一部の私立学校で休業補償が十分に支払われていない問題が浮き彫りとなり、波紋を呼んでいる。

3月末、「私学教員ユニオン」が文科省で会見した。求めたのは2つ。私立学校の非常勤講師の休業補償を公立学校と同じく満額支払うことと、新型コロナウイルス感染症を巡る一連の騒動が収束するまで雇用を継続させることだ。

記者会見に参加した、私立中高一貫校の非常勤講師Aさん。……

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