【アダプティブラーニング】個別最適化する学びとは

全国の小中学校に1人1台の学習者用コンピューターを整備するGIGAスクール構想。とはいえICTが普及しても、紙でやっていたことをデジタル化するだけでは新しい価値は生まれない。それを踏まえ、GIGAスクール構想の効果を高めるものとして注目されているのが、「アダプティブラーニング(学びの個別最適化)」というキーワードだ。1人1台時代におけるこの新しい学び方について、武蔵野大学教育学部の荒木貴之教授に聞いた。(全3回)
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個別最適化する学び アダプティブ・ラーニング

学びの個別最適化「アダプティブラーニング」
――「アダプティブラーニング」とはつまり何でしょうか。
一人一人の児童生徒に対し、学習状況や興味関心に応じて、いかに個別対応ができるかどうかという「学習の個別最適化」だと考えています。「アダプト」という言葉は「適応する」という意味ですので、「アダプティブラーニング」を日本語では「学習の個別最適化」と訳しています。

これまでの日本の教育シーンにおいても、教科や科目、授業の指導場面などにおいて、個別にやることはあったと思います。しかし、1学級40人での一斉授業が中心でしたから、個別の対応をやりたくとも現実的にはなかなか難しいという状況でした。

しかし今回、1人1台という構想が具体的な政策として出てきました。……

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