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・学びの未来予想図――価値観や思考が変化している中で、学校の教員にはどういう視点が必要でしょうか。
学校が最も得意とするのは、標準的な教育を一斉に施すということ。読み書きそろばんといいますが、リテラシーを国民全員に授けるということにおいて、学校以上に得意な機関はありません。僕らの探究学舎では、永久に不可能です。日本が近代化する過程で、学校が成し遂げてきたことというのは、今後もキープするべきだと思います。言葉を話すとか、文字を書くとか、そういう重要な基礎能力は時代がどう変わろうと必要ですから。
逆に、いまの学校が苦手なのは、個性を把握して創造を導くこと。……
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