【山本崇雄教諭に聞く】オンライン授業で育む自律型学習者

休校が長期化したため学校関係者は急ピッチで、児童生徒たちの「学習の遅れを取り戻そう」と取り組んでいる。しかし、「そもそも“遅れ”や“取り戻す”が最優先事項ではない」と、「教えない授業」で知られる山本崇雄教諭(新渡戸文化中学校統括校長補佐)は投げ掛ける。同校ではアフターコロナを見据えた、リアルの教室とオンラインを掛け合わせたハイブリッド型の授業改革に取り組んでいる。キーワードは「子供主体」。同校のオンライン授業を取材するとともに、山本教諭にアフターコロナの教育の在り方を聞いた。


大人100人とつながろう
新渡戸文化中学・高校では、緊急事態宣言が解除された現在も、オンラインをベースにした授業を続けている。

同校では教育の最上位目標を、「ハピネスクリエイター(幸せをつくる人)の育成」と定義。「コアラーニング(教科学習)」「クロスカリキュラム(教科の枠を超えた学習)」「チャレンジベースラーニング(社会課題の解決に向けて行動する学び)」という「3つのC」を柱にした学びを、リアルの教室と同じく、オンラインの学びでも実現できるよう改革を進めている。オンライン授業でも追求するのは、児童生徒が主体的に学ぶ形だ。

6月上旬、「クロスカリキュラム」の一環で中学生が取り組んでいる「ハピネスブリッジ」の授業に参加した。……

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