休校中の教育格差 川口俊明福岡教育大学准教授に聞く

新型コロナウイルスの影響による長期休校で、教育格差の拡大が懸念されている。ひとり親や共働きの家庭、低所得世帯などからは悲痛な声が上がっており、深刻なエピソードは枚挙にいとまがない。では実際、休校の間に子供たちの教育格差はどれだけ拡大し、どのような施策が求められているのか。教育機会の不平等や、学校教育の成果に関する研究を専門とする福岡教育大学の川口俊明准教授に聞いた。


格差拡大の恐れはあるが、実態把握が難しい
――新型コロナウイルスによる休校などで、教育格差が拡大していると言われています。
仮説ではありますが、格差が広がらないわけがないでしょう。まず、休校中に保護者が子供の勉強をフォローできた家庭と、仕事や家庭の事情で難しかった家庭があります。

日本で一般的に行われている「学校が宿題を出して、それを家庭でやる」という方法は、親のどちらかがフォローすることが前提となっていますが、何らかの事情でそれが成立しない家庭があります。

分かりやすいのはひとり親家庭です。……

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