【放課後の学びを変える】障害者の就労と子供の居場所

子供だけでなく大人も学べるユニークな学童保育を各地で展開している「merry attic」(メリーアティック)の上田馨一(かいち)代表。インタビュー第2回では、元ミュージシャンという異色の経歴を持つ上田代表が、障害者福祉の現場を経て、どのように今の活動にたどり着たのか、そのキャリアに焦点を当てる。
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放課後の学びを変える


学童保育への挑戦は縁とタイミング
――これだけユニークなプログラムをやって、情報発信も積極的だと、メリーアティックに行かせたいという保護者もいるのではないでしょうか。
設立した当初は、「公立の学童保育に入れなかった」とか「夜遅くまでやってくれている」という理由で利用する人が多かったのですが、最近は、保護者同士の口コミや動画などを見て、メリーアティックを選んでくれる方が増えていまして、定員を超えそうなところも出ています。

保護者との関係づくりはとても大事にしています。私は前職で障害者福祉の仕事をしていたのですが、その頃からサービスを提供する際は、利用者やその家族に寄り添わないといけないと感じていました。そういう気持ちがスタッフにも共有されていないと、「支援してあげている」という上から目線が、その場の雰囲気となって全体に伝わってしまいます。
――そもそも、なぜ学童保育をつくろうと考えたのですか。
障害者福祉の仕事をしていた頃から「起業したい」という気持ちはあったのですが、その当時は学童保育の存在すら知りませんでした。……

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