米国のインクルーシブ教育 「違い」が軸にある米国

インクルーシブ教育のハードルが低い
前回、私が訪問した米国ニューヨーク州シラキュースの教室では、さまざまなレベルで「違い」が溢(あふ)れていると書きました。このことは、インクルーシブ教育の持つイメージや進め方にも影響を及ぼします。

端的に言えば、「『違い』が溢れていると、インクルーシブ教育のハードルが低い」ということです。なぜ、このように言えるのか。私が教室で出合ったいくつかのエピソードをもとに説明します。
「みんな同じように学ばなければ」とあまり思っていない
「ハードルが低い」と言えるのは、「違い」が溢れているために「みんな同じように学ぶ」ことをそれほど求めていないからです。……

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