【人生の扉を開く起業家教育】深刻なモチベーション格差

他人がつくったモチベーションに操られては駄目だ――。公立・私立の小中高の教諭を経て起業し、起業家支援や地域活性事業などを手掛ける大西正泰氏は、昨今の学校教育についてこう語る。目の前の児童生徒は自身のモチベーションをしっかり見極め、学習に臨めているのだろうか。モチベーションをコントロールし、自分の価値を最大化できる人材を育むために、学校現場に求められることは何なのか。学校現場と実社会の両方を渡り歩いてきた大西氏と共に考える。(全3回)
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人生の扉を開く起業家教育

学びが手軽なパッケージに
――今の学校教育をどう見ていますか。
教育そのものがお手軽なパッケージ商品のようになっていないかと、危惧しています。「起業家教育」「アクティブ・ラーニング」「対話的な授業」など全部そうです。本来ならパッケージよりも前に学習者のエネルギーがあるべきなのに、手法に「頭が支配されている」ように見えています。

例えばファシリテーターをつけたら、対話的な授業が完成するのかというと、そうではありません。大人も子供もそういうやりやすい型に慣れすぎていて、自分の力で話を進められないようになっているのではないでしょうか。型をなぞっただけで、「対話した気」「対話させた気」になっているように思えてなりません。

どんな学びも学習者のエネルギー、つまりモチベーションがなければ始まりません。……

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