【深い学びの源】新学習指導要領とコロナ危機

新学習指導要領が目指す学びは、「Withコロナの時代」に対応できるのか。長年、ICTやPBL(Project Based Learning)型のカリキュラムを実践してきた札幌市立発寒南小学校の朝倉一民教頭。その視線の先にある、これからの授業づくりと教師の姿とは――。(最終回)
この特集の一覧
深い学びの源

「対話的な学び」はできるのか
――学校では、新型コロナ感染防止対策で、グループでの話し合いなど「対話的な学び」ができないのではないかとの懸念が広がっています。
私自身もこれまで、子供同士で対話させたり、計画を立てさせたりする活動をしてきましたが、やはり感染防止を最優先に考えると、そうした「対話的な学び」は難しい状況でしょう。加えて、「学校が再開したらまずは教育課程を少しでも進めないといけない」という意識が出てきてしまって、どうしても教え込みモードになってしまう。教頭の立場としても、非常に悩ましい状況です。

ただ、いつ北海道で第3波や第4波が来るか分からないので、教師たちには「カリキュラムを半分に圧縮して、進められるものを進めてください」と伝えています。「半分」という目安は誰もがイメージしやすいですよね。

教師は単元活動を組み替えたり、減らしたりして、どうすれば半分になるか見通しを立てています。……

この記事は購読会員限定です。購読を申し込むと、続きをお読みいただけます。