【ウスビ・サコ氏に聞く】教育とは常に変化するもの

AIに仕事を取られてしまう――。自分たちが生活をより便利に、機能的にするためにつくり上げてきたはずのAI社会に対して、人間がこんな思考に陥ってしまったのはなぜなのだろうか。2050年の未来を見据えて改革を進める、京都精華大学のウスビ・サコ学長へのインタビュー最終回では、グローバル化が進む社会でAIと共存していくために、教育はどうあるべきかを聞いた(全3回)。
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日本初のアフリカ出身学長 ウスビ・サコ氏(京都精華大学)に聞く 日本の学校教育への提言

他国で起こっていることを他人事で見られなくなる
――グローバル化する社会において、どのような人が必要とされるようになっていくのでしょうか。
21世紀に入り、国境を越えて、ますますいろいろなことができるようになっています。そうすると、個人の居場所は特定の場所に限定されず、自分が活躍できる場所が「自分の居場所」になっていくでしょう。

あの国でこういうことが起こっている――。今後は、それを他人事とは見られなくなっていきます。全ての出来事は「どこかで自分の身に返ってくる」と捉えなければいけません。

例えば、どこにいても地球温暖化の問題に向き合わねばいけないように、地球規模で参画しなければいけないことも増えてくるでしょう。……

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