地域の学習支援とコロナ危機 学校以外の学びの保障

コロナ禍は、学校以外の学び場にも大きな影響を与えた。学習支援団体、フリースクール、自主夜間中学などは、この危機をどう乗り越えようとしているのか。活動を再開した団体関係者に取材した。

貧困状態にある子供たちの居場所
土曜日の午後、東京都中野区にあるビルのワンフロアに、子供たちが宿題やワークブックを手に続々とやってきた。ここは子供の貧困対策に取り組むNPO法人「キッズドア」が運営する学習支援プログラム「みらい塾」。月に2回、経済的に厳しい家庭の子供たちが、宿題やテスト対策などの勉強に取り組む場だ。子供たちにとっては学び場であると同時に、仲間や学習支援ボランティアと過ごす大切な居場所でもある。

ボランティアは大学生から仕事を退職したシニアまで、さまざまな立場の人たちで構成され、いろいろな子供を受け持つようにすることで、多様な視点で子供たちを捉えるようにしている。子供たちにとっては勉強を教えてくれる「先生」というより、雑談も交えながら宿題を手伝ってくれる「近所の人」という感じだ。

小学4年生から中学2年生までの指導は、1対1や1対2の少人数で、子供が持ってきた学習課題を中心に進める。……

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