【教員の性犯罪】二度と教壇に立たせない、その先は?

教員による児童生徒へのわいせつ行為の事例が相次いでいる。被害者を長期にわたって苦しめるこうした性犯罪に対し、政府は対策強化の方針を打ち出した。中でも注目を集めるのが、懲戒免職処分で免許が失効した後も3年がたてば再取得できるという現行の法律を、より厳しく見直すという点。被害の深刻さから「加害者を二度と教壇に立たせるな」という声も挙がる中、「子供の安全を守る」という本来の目的に立ち返るならば、加害者を学校現場から排除するだけにとどまらず、より多方面の取り組みが必要だと指摘する声もある。
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教員による児童生徒への性犯罪 「加害者排除」のその先へ

「二度と教壇に立たせるな」の声も
「全ての学校の先生が子供たちにとって、素晴らしい教師ばかりでないのもまた、紛れもない事実であります」。今年7月、衆院文部科学委員会で質問に立った自民党の池田佳隆議員は強い口調で訴えた。「わいせつ行為を行った教師が二度と、全国の国公私立学校の教壇に立てないような法制度にすることこそが政府、文科省の責任だ」。

教員による児童生徒へのわいせつ行為の事例が後を絶たない。今月9日にも、北九州市の市立中学校教員が、自校の女子生徒にわいせつ行為を行ったとして、懲戒免職処分となったことが発表されたばかりだ。

文科省の調査によれば、直近(2018年度)にわいせつ行為やセクシュアル・ハラスメントで懲戒処分となった教員の数は282人。……

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