【旅する先生】理想と熱意だけでは響かない

セブ島やフィンランドの学校で、教員志望の学生が教育実習をする「Global Teacher Program(GTP)」。その企画・運営を手掛ける平岡慎也さんは、20カ国の学校を巡り教壇に立った経験から、「教育が変わらないのは、誰かや何かが悪いわけではない」と語る。インタビュー最終回では、これからの学校教育を担う若手教師や教員志望者が、どんな心積もりで教育に携わるべきかを聞いた(全3回)。
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20カ国の学校を巡った旅する先生

平日の昼にキノコ狩りをする教師
――世界の学校教育を見てきた平岡さんですが、日本の学校教育の特徴や課題をどう見ていますか。
先生が無理をしているからこそ、日本の教育の質や児童生徒の学力が維持されていると思います。いろいろな先生と話していても、頑張り過ぎではないかと心配になります。

フィンランドを訪れた時、現地の小学校の先生宅にホームステイをさせてもらいながら、毎日一緒に学校へ通っていました。そこで現地の教師のライフスタイルに触れられたのは、貴重な経験でした。

学校や役職にもよりますが、フィンランドの教師は日本よりも早い時間に退勤します。……

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