【カタリバ 今村久美氏】これからの不登校支援

どんな環境に生まれ育っても、未来をつくり出す意欲と創造性を育めるように――。そんな思いの下、認定NPO法人カタリバは「教育を学校の外側から新しくすること」を目指して、2001年に活動をスタートさせた。東日本大震災以降はさまざまな災害拠点でも教育支援活動を行ってきたが、今回のコロナ禍においても、いち早くオンライン上に子供たちの居場所をつくり、寄り添ってきた。今村久美代表理事へのインタビュー第1回は、コロナ禍における学校と教員の役割や存在意義、これからの不登校支援などについて聞いた(全3回)。
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10代に伴走する カタリバ20年の軌跡
災害時と同じことがコロナ禍でも起こる
――東日本大震災以降、カタリバでは多くの被災地で教育支援活動に取り組んできました。今回のコロナ禍においては、最初にどんなことを考えましたか。
これまでカタリバが被災地での教育支援活動を続けてきた中で気になった子というのは、家庭の力が弱い子です。

例えば、親が仕事でとても忙しく、子育てに手が回っていないケース。もしくは、親が子育てや教育に関心のないケース。そういった家庭の子ほど、災害などが起きたときに心のやり場を家庭の中に置けなくなります。

その結果、学校に行っていればつながらないような人とつながってしまったり、望まない妊娠が増えたりします。……

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