【仁禮彩香氏】原点は小1で抱いた学校への違和感

中2で教育系の会社を起業し、高校時代に母校を買収した女子大学生――。稀有な経歴がSNSを中心に話題を呼び、各方面のメディアに取り上げられるなど一躍、時の人となったTimeLeap(タイムリープ)代表の仁禮(にれい)彩香氏。小学生のころから既存の学校教育の形に疑問を抱き、現在は子供たちが自分の才能や個性を社会で存分に生かすことを目指すオンラインスクール「TimeLeap Academy」を運営する。経歴からセンセーショナルなイメージが先行する仁禮代表だが、本インタビューではその人となりや描く理想の教育に迫る。(全3回)
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 ・中2で起業「学校をつくる」現役大学生の挑戦
もっと皆と対話したかった小学校時代
――仁禮さんが教育に興味を抱いたのは、いつからなのでしょうか。
私自身の教育観について語るとすれば、話は幼稚園時代までさかのぼります。当時、私は湘南インターナショナルスクール(SIS)という幼稚園に通っていました。その園は人との違いを大切にしていて、違う人同士が共に生きていくにはどうすればいいのか、子供自身が考えながら生活する環境でした。何よりもコミュニケーションを重視していて、先生は私たち園児と会話するときはいつでも、質問する形式をとっていました。

「こうしなきゃダメでしょ」「これが正しいよ」などと一度も言われたことがなく、「彩香はどう思うの?」「どうしてこういう問題が起きたと思う?」と、常に問い掛けられていました。だから幼少のころから、物事や相手と向き合うときは自然と主体的に考え、他人に正解を聞くよりも自分の中で答えを導き出そうとする癖がついていたように思います。

その園には当時、附属校がなかったため、小学校は地元の公立校に入学しました。……

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