コロナ禍の修学旅行 オンラインやバーチャルで疑似体験

コロナ禍で実施が困難となっている修学旅行。やむを得ず中止を決めた学校では、オンライン上の仮想空間を活用して、教室にいながら疑似体験をするなどの取り組みが行われている。特集の後半では、そうした事例を取材しながら、ICTによる距離や空間を超えた学びの可能性を探った。(全2回)
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 ・コロナ禍の修学旅行
オンラインで訪れた奈良・京都

絶好の行楽日和に恵まれた11月上旬の朝、埼玉県久喜市立鷲宮西中学校(内山真二校長、生徒181人)の3年生54人は、教室にいた。この日は、3年生にとって学校生活最大のイベント、修学旅行への出発予定日。本来なら関西方面へ新幹線で移動しているはずだった。

教室の3年生が見つめているのは、モニター越しの古都の風景。感染リスク回避のために現地へ行くことを諦め、現地とリアルタイムでつながり、双方向で交流しながら奈良・京都を満喫する「リモート修学旅行」だ。実施か延期か中止か、二転三転の末に学校が選択したのが、この形だった。

午前8時50分にプログラムがスタートすると、3年生の目はモニターにくぎ付けとなった。……

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