「教育現場を十分に理解していない」「機械的に削減している」「憤りを感じる」――。

日本最大級のクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」に参加する演奏家が小学校に出向き、古楽器の説明や演奏を織り交ぜて児童のクラシック音楽への興味関心を高める「音楽ワークショップ」が、さきごろ、東京都千代田区立昌平小学校(勝又正之校長、児童数240人)で行われた。「バロック時代の音楽を楽しもう」と題し、4、5、6年生の音楽授業で実施。3人の演奏家がバロック時代のオーボエ、ヴァイオリン、チェロの特性などを説明し、ビバルディーの「四季」など、児童になじみのある名曲を奏でた。児童はプロの演奏に耳を傾け、バロック音楽の魅力を感じる一時となった。

「子どものための道徳の授業をどうつくるか」をテーマにした第79回日本道徳教育学会大会が6月23、24の両日、埼玉県越谷市の文教大学越谷キャンパスを中心に行われた。大会では、小・中・高校ごとの課題研究やワークショップ、ICT活用や道徳的価値を深める発問を見据えた実践などをテーマにした分科会を実施。「授業づくりの課題とその克服」をテーマにしたシンポジウムでは「魅力ある授業づくりに向けて」「道徳的価値を踏まえた学習展開」などについて小・中学校教員や研究者が議論を重ねた。

平成9年度から英語活動の研究に取り組んでいる埼玉県春日部市立粕壁小学校(竹下日出男校長、児童数920人)が、11月12日、研究発表会を開いた。独自の英語学習「E―タイム」などを開発・推進。今年度は「積極的なコミュニケーションを図ろうとする態度の育成」を目標に、(1)学習のとらええ方(2)思いや考えを相手に伝えるための指導法の工夫(3)評価方法――について研究を深めた。全学年の公開授業のうち、5年1組のE―タイムLでは、季節に関する活動を設定。簡単な英会話から、ゲームを織り交ぜて会話をペアから仲間に広げる展開などを図り、児童に英語での質問の仕方を学ばせながら、コミュニケーションの楽しさを感じさせようとした。

地球のたからものである自然と人間の関係について考える『守ろう地球のたからもの―豊かな自然編』と、「世界遺産」を通して持続可能な社会づくりについて考える『守ろう地球のたからもの―豊かな世界遺産編』の教材を、公益社団法人日本ユネスコ協会連盟と株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループが作成し、希望する小・中学校に無料で配布している。

「早寝早起きをして朝ごはんを食べるようにします」「腹八分目にして運動もするようにします」――。12月6日に東京都荒川区立第三日暮里小学校(伊津壽美校長・児童数454人)が研究発表会を行われた。その中で6年生の保健の公開授業では、子どもたちが学習カードを使って、自分自身の生活を振り返って、これから見直すためのきっかけを考えた。同校は、「心身ともに健康な子どもの育成」を研究主題として、平成23・24年度東京都教育委員会スポーツ教育推進校の指定を受け研究を重ねてきた。

「本当に完成するのかな」「お客さん来てくれるかな」――。高校生から不安の声が上がる。宮城県石巻市で始まったプロジェクト、地域の高校生がゼロからカフェをつくる〝いしのまきカフェ「  」〟の参加者だ(カフェの名称「  」は、かぎかっこ、と読む)。

平成25・26年度東京都荒川区教委授業力向上プロジェクト研究指定校・同区タブレットパソコン導入モデル事業校の、同区立諏訪台中学校(清水隆彦校長、生徒数438人)は2月10日、「キャリア教育の視点で授業を変える」をテーマに、研究指定校中間発表会を実施した。来年度から同区では全公立小・中学校にタブレットPCを導入する予定だ。その先駆的な実証研究の成果として、タブレットPCの導入が教員の教え合いを生み、授業改善を推進していることなどが報告された。

日本スクール・コンプライアンス学会(旧教育紛争検討会)は2月13日、東京都文京区の日本女子大学目白キャンパスで、全国から教育関係者らを集めて「いじめ問題とスクール・コンプライアンス」と題する第3回公開シンポジウムを開いた。コンプライアンス(法令の順守)を軸に、坂田仰日本女子大学教授の問題提起のあと、現職の校長、教育学者、弁護士らがそれぞれの立場で意見を述べた。この中で、犯罪要件と認められる事案に関しては、弁護士や警察など、法の専門家に協力してもらうことが必要との指摘があった。

 「米国第一主義」を掲げるなど、政策方針が注視されるドナルド・トランプ新大統領だが、教育分野では、どういう政策を打ち出すのだろうか。米国の教育事情に詳しい教育コメンテーターの小松健司氏に探ってもらった。

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