有効な家庭学習方法を生徒が発案し、発表し合いながら、学習習慣の定着や自律的に学ぶ力を高める――。千葉県内の全公立小・中・高校、特別支援学校教員を対象に地区公開授業や協議会を通して教員の指導力・授業力向上を目指す今年度の「学力向上交流会」が10月から11月にかけて、県内10会場で開かれた。11月14日の富津市立富津中学校(木出㟢幸司校長、生徒数524人)の交流会では、各教科や学級活動の実践を公開。1年生の学級活動では、家庭学習の充実を目指し、生徒自身がグループで効果的な学習法やコツを考え、発表会で共有する取り組みを実施。発表では適度に空腹な朝食前の朝学習は記憶力がアップしておすすめなどのアイデアが交わされた。

いじめ防止対策推進法施行から3年。10月27日に公表された文科省の平成27年度児童生徒問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査の結果(速報値)では、いじめの認知件数は全国で約22万件と過去最高となった。同法が見直しの時機を迎えたいま、同法の現状と課題を考えるシンポジウムが開かれたほか、同省の有識者会議が情報共有義務化などの提言を提出。有識者の声と合わせ、同法をめぐるニュースをまとめた。

充実したICT環境の中で東京都荒川区立諏訪台中学校(清水隆彦校長、生徒数438人)は、キャリア教育が目指す人間関係形成力や課題対応力などを育む学びを、全教科に位置付けて実施している。同区では区内全小・中学校に児童生徒1人1台のタブレットPCを整備するなどICTの有効活用を推進している。同校はその「タブレットPC活用モデル校」に指定されており、デジタル教科書など多様なICT機器を効果的に使う授業に力を入れている。

日本教材学会は6月29日、東京都千代田区の東京家政学院中学・高校で「豊かな学び合いを目指す学習活動と教材―持続可能な発展のための教育」をテーマとした懇話会を開催した。ユネスコスクールの教員らが登壇し、ESDの実践の意義と成果などを示した。

気温が下がり、空気が乾燥するこれからの季節は、感染症が流行しやすく学校現場では、子どもたちの健康管理に細心の注意を払い、感染症の予防の強化に努めます。

書道を指導する教員や書道教室の講師などを対象にした東京書芸協会の指導者講習会がさきごろ、東京都新宿区の同協会高田馬場校で行われた。脳科学を通した書字の意義の解説や各種教材を使った具体的な添削を実施。講師から「生徒は指摘された修正点だけに意識が向きがち。作品全体に目を配りながら挑戦心が燃やせる助言を」「指摘する課題以上に良い点を多く見つけて褒めてあげよう」など、具体的な評価やアドバイスをもらいながら、指導力を磨いていった。

愛知県岡崎市立竜谷小学校(栗田万砂夫校長、児童数156人)は、市東部に位置し、校内には桜や紅葉など様々な木々やビオトープがあり、山と自然に恵まれた素晴らしい環境にある。平成20年、同市教委から「理数教育の充実」をテーマに3年間の研究委嘱を受けた。昨今、問題となっている「理数離れ」の原因を、学習が知識偏重へと行き過ぎたためではないかととらえ、知識偏重の学習からじっくり考えて問題に取り組み、解けた時の喜びや事象の持つ不思議さに感動する学習を大切にしようと、研究主題を「『見通す』『見直す』ことで深まる算数科・理科の学習」とし、研究実践に取り組んだ(文責・山中一己研究主任)。

世界遺産・富士山、“ゆるキャラ”を通した都道府県の学習例を提案――。筑波大学附属小学校の社会科教育研究部では、「現代社会の課題に対応する社会科の授業づくり」を主題にした第12回初等社会科授業研究会をさきごろ開いた。梅澤真一教諭の提案による3年生の「わたしたちの暮らしと富士山」では、児童が身近にある富士山に関わるものをまとめ、紹介し合う中で、富士山の文化遺産としての価値に気づかせる授業展開を図った。その際、江戸時代の浮世絵に描かれた富士山を見直したりして、昔から人々に愛され続けている富士山のありようについて考えを深めていった。

ICT活用や幼小接続など複数のテーマで、附属学校園を活用した新たな学校教育制度設計の研究に取り組んでいるお茶の水女子大学附属学校部学校教育研究部の中間成果報告会が8月22日、東京都文京区の同学で行われた。平成22年からスタートした研究の中間報告会で、教員のICT活用、相互交流型授業など8部会の実践発表が行われた。このうち幼小接続期研究部会は、「なめらかな接続」を設計し、適度な段差によって成長を促す取り組みについて発表した。

愛知県刈谷市立平成小学校(市田幸代校長、児童数439人)は、平成22、23年度の2カ年にわたり、刈谷市教委の研究指定を受け、「子どもたちが生き生きと学ぶ授業の創造」をテーマに掲げ、実践を積み重ねてきた。

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