【連載】学級経営 2学期に向けたアドバイス

 紙面に掲載した連載の初回分を紹介します。
監修・教育新聞編集部

1学期の状況を振り返る 点検と確認と分析を

 1学期が終了しようとしている。自分が思う望ましい学級を目指して取り組んできたのに、どうも子どもたちが思うように動かない、こんなはずではなかった、とあせりと失望感を抱えている若手教師も少なくないだろう。夏休みの間にこれまでの取り組みを振り返り、2学期には望ましい学級集団を形成するためには何をしたらよいか、3回にわたりアドバイスを送る。

 さて、自分の1学期の学級経営はどうだっただろう。気をつけなくてはいけない学級の兆候を以下の通りまとめておいた。まずは、自らの学級と照らし合わせてほしい。

 ・掲示物が乱れたり、破られる
 ・ゴミの散乱、いたずら書きが増える
 ・教師を無視し、授業が成り立たない
 ・教師に反発することで団結している
 ・教師と子どもの信頼関係が崩れる
 ・給食は力の強い順になり、配膳順に食べる
 ・子ども同士のけんかが目立つ
 ・係活動を怠るようになる
 ・教師の指示が通らない
 ・注意すると「なぜ私だけ注意されるのか(怒られるのか)」と反発する
 ・私語が増え、教師の話に口をはさむ
 ・教師の気を引く悪ふざけがでる
 ・陰口、授業中の私語、手紙を回すなどが目立つ
 ・少数の固まりができ、ひそひそ話す
 ・ルール違反をして教師に個人的に許しを得る
 ・他のグループのことを言いつけにくる

 さらに、困難になった学級には、次のような状況があるので、合わせて注意したい。

 ▽予防的対応や初期対応が不十分な状況=問題行動の前兆を見逃し、対応が遅れた。

 ▽変化についての認識が不足している状況=子どもや保護者の意識や生活の変化にとまどい、具体的な対応策が考えられていない。

 ▽抱え込んでしまっている状況=自分で解決しようとして孤立状態になり、結果として問題が深刻になってしまった。