【連載】いまさら聞けない教採のあれこれ

 紙面に掲載した連載の初回分を紹介します。
教育新聞編集部教員養成担当班

◇勉強はメリハリをつけて◆

Q 大学3年生です。来年、教員採用試験を受ける予定です。先輩に勧められ、来年受検しようと思っている県のサイトを閲覧し、募集要項をダウンロードしました。筆記試験、論作文、面接などいろいろな方法で試験があることが分かりました。ひとりで勉強しているので不安でいっぱいです。どのように勉強を進めたらよいでしょうか。

A 早速、募集要項をダウンロードしてみたのですね。勉強の前に、志望する自治体がどんな試験をするのか、またその特徴はどのようなものか、などをとらえ、それに合わせて勉強を進めていくのはたいへんいいやり方です。その調子で努力していけば、見通しは明るいでしょう。

 さて、質問にお答えします。勉強を一人で進めるのは、効果的ではありません。友達で教採試験を受ける人がいるのであれば、一緒に勉強することを勧めます。同じ自治体を志望するのでなければ意味がないのではないか、というの疑問をもつ人もいるかもしれません。むしろ違うほうがいいという意見もあるくらいなので、同じ自治体かは気にする必要はありません。

 1次試験に筆記を課す自治体が多いと思います。筆記の内容は幅が広いので、勉強には根気と集中が必要ですが、一人で長い時間行っていると不安になったり、つまずいたら適当なところで妥協してしまったりすることがあります。そんな時も受検仲間2~3人で範囲を決めて勉強したり、互いに問題を出し合ったりなどと工夫することでメリハリが生まれ、挫折や馴れ合いが解消され効率もアップすることでしょう。

 特に、面接や模擬授業がある場合は、一人で練習しても効果が薄いでしょう。厳しく友達と指摘し合い切磋琢磨して、互いに情報交換することなどが実力をつけることにつながります。そして、論作文の書き方や面接の答え方においてもヒントを得ることができます。

 どうしても一人で勉強せざるを得ない環境の場合は、「きょうは〇〇ページまで」「□□をいつまでに必ず覚える」というように自分で自分自身にノルマを課して、努力していきましょう。