いじめを隠蔽する学校の体質 事実を「認知」する勇気持つ覚悟を

神戸市立中学の3年女子生徒が2016年に自殺した件において、事件直後に教員が同級生からいじめの存在などを聞き取ったメモを、市教委の首席指導主事の指示で隠蔽(いんぺい)していた事実が発覚した(本紙6月21日付既報)。これを学校教育関係者は、どう受け止めるべきなのか。

■自校生徒の自殺でいじめが発覚したら
今回のテーマについて、正直、どう書けばよいのか相当に迷った。どう考えても、市教委と学校の対応を擁護することはできないからだ。

さりとて、問題の背景を的確に分析して、堂々と正論を吐いたとしても、ほとんどが教育関係者であろう本紙読者の共感を得られないだろう。それほど、この問題は教育界にとって根が深い、そして「しんどい問題」といえる。

改めて問うてみよう。……

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