働き方改革の副作用 管理職のさらなる多忙化

教育新聞特任解説委員 妹尾 昌俊
■善意で始めたことが悪い結果に

本紙年頭の解説記事の中で、私は「2019年、学校の働き方改革が進む中で、ジタハラ(時短ハラスメント)がまん延する危険性がある」と警告した。仕事の役割分担や仕方を見直したりすることなく、早く帰れとプレッシャー、ストレスを与えるだけになっている校長らがいることは、すでに見聞きしている。

こうしたことは、カタチだけの働き方改革、つまり「時間外勤務時間を削減しようという手段が目的化することで加速するもの」で、いわば施策の副作用でもある。もうすぐ中教審では働き方改革についての答申がまとまるが、副作用あるいは負の影響にも十分留意した動きにするべきだ。

よかれと思って改革を打ち出しても、実際の運用では副作用の方が大きくなる事態が起きることもある。……

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