領土問題に関する教育「打たれ強い」姿勢を育てたい


教育新聞論説委員 細谷 美明





海上自衛隊の旭日旗掲揚自粛要請問題、元従軍慰安婦問題、元徴用工訴訟問題など、昨年から韓国との間に歴史問題に絡むトラブルが続いている。12月には韓国海軍駆逐艦による自衛隊哨戒機へのレーダー照射問題が発生し、いまだに解決のめどが立っていない。そんなさなか、11月末に韓国の中学生から島根県の中学校へ「独島(竹島)は我が領土」などと書かれたはがきが40通以上届いた、との報道があった。差出人は世宗(セジョン)市の女子中学校の生徒だという。

40通以上のはがきの内容のポイントは2点。一つは竹島が韓国領であることの理由を、12世紀に朝鮮で編さんされた「三国史記」を根拠に主張した。もう一つは韓国の英雄である安龍福という人物が、1696年に当時の鳥取藩主に直談判して「鬱陵島(うつりゅうとう)と竹島は朝鮮領」と了承させたとする当時の朝鮮の記録である「粛宗実録」を根拠に主張している。

送った側の韓国の中学校では、韓国で制定されている「独島の日」(10月25日)の前後に「独島教育」を10時間程度行っており、その一環として今回のはがきを送付したようだ。……

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