子供の自殺問題 予防教育の手引きに目を通そう


教育新聞論説委員 細谷美明


厚労省が発表した2017年度の人口動態統計によると、10~14歳の死因の第3位が「自殺」であることが分かった。また、同省が発行する18年版自殺対策白書によると、若い世代(15~34歳)の死因第1位が自殺となっているのは先進国では日本のみであるという。

ちなみに、人口10万人当たりの死亡者を指す死亡率で比較すると、英国が6.6%、ドイツが7.7%、米国が13.3%なのに対し、日本は17.8%となっている(14年度の数値)。

1990年代、わが国で起きたバブル崩壊とそれに続く不況の時期に自殺者数は増え続け、98年には年間3万人を突破、以後、09年まで3万人を下ることはほぼなかった。……

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