お茶の水女子大附中への不審者侵入事件 管理職はリスク・マネジメントの徹底を

教育新聞論説委員 細谷 美明

時代が平成から令和に代わろうとしていた4月26日、東京都内のお茶の水女子大学附属中学校に男が工事関係者を装って侵入し、同校に在学している秋篠宮家ご長男、悠仁親王殿下の机に刃物を置いて立ち去るといった驚愕(きょうがく)の事件が起きた。幸い殿下をはじめ同校生徒には危害が及ばなかったものの、同校の管理体制が問われることとなった。

この報道に誰もが2001年6月8日に大阪教育大学附属池田小学校で起きた小学生無差別殺傷事件を思い出したに違いない。この事件では同校の小学1年生と2年生計8人が死亡したほか、児童13人、教師2人が負傷した。過去に例のない事件となった。

この事件の2年前に京都市の公立小学校で起きた殺害事件を受け、当時の文部省が全国の学校に安全管理に関する通知文を出していたが、国立学校であった池田小学校では同通知が教員間に十分伝わっていなかったことも判明した。……

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