「生きる力」のリーフレットの活用 共通理解の基本、協働の出発点として

教育新聞論説委員 寺崎 千秋

新教育課程に関する保護者らの関心は、新たに導入される中学年の外国語活動や高学年の外国語、プログラミング教育に目が向いているようだ。マスコミの影響も大きいと思われる。これらは教育課程全体の一部である。肝心の教育そのものがどのような方向に進んでいくのかについての関心や理解は薄いのではないか。今のままでは、社会と共有、連携、協働を標榜(ひょうぼう)する「社会に開かれた教育課程」の理念の実現は難しくなろう。あらためて新教育課程の内容、方向性を確認する必要がある。

文科省はこのほど、「生きる力~学びの,その先へ~」と題したリーフレットを教育委員会・学校を通して小・中学校の全家庭に配布した。その内容を小学校で見てみよう。「改訂に込められた願い」「学習指導要領とは?」「小学校で学ぶ教科等は?」「子供たちの学びはどう進化するの?」「新たに取り組むこと、これからも重視することは?」「お子さんが学校で学んだことについて、ご家庭で、ぜひ話してみてください」となっている。新教育課程について、キーワードと簡潔な文章で解説している。

このリーフレットをぜひ活用してほしい。単に保護者に配布して終わりにしないでほしい。……