神戸の教員いじめ問題 問われるガバナンス


教育新聞特任解説委員 妹尾 昌俊



「あれは、まれなケースだ」で片付けるな

神戸市須磨区の小学校で、教員による教員への大変痛ましい「事件」が起きたことは、周知のとおりだ。「非常に驚いた」「あきれて物も言えない」という感想をもたれている教育関係者がほとんどだろう。

本件のようなひどい事例はまさに前代未聞で、非常にまれなのかもしれない。だが、校長や先輩・同僚によるハラスメント、いじめを受けたという教職員の声は、かなり多い。

実際、全国で毎年5000人の教員が精神疾患で病気休職になっているが、このうち、ハラスメントなどが背景にあるものも含まれると推測される。……

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