教育のワールドクラス 工業社会的な価値からの脱却を


国立教育政策研究所総括研究官 千々布 敏弥





OECD教育・スキル局長のアンドレアス・シュライヒャー氏が『教育のワールドクラス―21世紀の学校システムをつくる』(明石書店)と題する書を出版した。

シュライヒャー氏はPISA調査の草創期から関わっている、EBPM(エビデンスに基づく政策立案)の申し子のような人である。著した書は数多いものの、そのほとんどはOECDの調査報告の文脈で出版されたものだ。今回の書は氏個人の見解を存分に書き表している。

ワールドクラスとは、シュライヒャー氏独自の用語である。……

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