年間変形労働時間制 大問題か、杞憂か?

教育新聞特任解説委員 妹尾 昌俊
相次ぐ批判
公立学校の教員に1年単位の変形労働時間制(以下、単に年間変形労働)を導入することを可能にする法案が現在、国会で審議されている。本稿執筆時点では審議は未確定だが、懸念されることなどについて述べたい。

まず、率直に申し上げて、年間変形労働に対する学校現場や識者らからの評判は悪い。導入の見送りを求めて先月には約3万3000人分の署名が文科省に提出されたし、そこには著名な教育学者も多数賛同している。本紙電子版「Edubate」の読者投票でも、91%が反対であった。

反対する意見の論拠にも、なるほどと思えるものが多い。……

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