PISA2018を巡る論調 なぜ記述式問題の議論と絡めないのか

国立教育政策研究所総括研究官 千々布 敏弥
このたびPISA2018の結果が公表された。報道の同時期に新しい大学入試共通テストにおける記述式問題への懸念と見直しに関する報道も続いた。この二つの現象を併せて考えてみたい。

まずPISA2018の結果公表において、日本は数学的リテラシーと科学的リテラシーでOECD加盟国の中でトップクラスの成績を維持した。読解力も高水準ではあるのだが、12年調査で全参加国中4位であったのが、15年調査で8位、今回15位になった。

これを新聞報道は、「読解力続落」「日本の読解力急落」などの見出しで報じている。……

この記事は購読会員限定です。購読を申し込むと、続きをお読みいただけます。