働き方改革と働きがい改革

立教大学教授 中原 淳
世の中全体で「働き方改革」が叫ばれ続けている中、昨年は教育業界の中でも、教員の働き方改革についてさまざまな議論が起こった1年であった。学校という職場の働き方改革が、教員という職の採用力回復につなげていけるだろうか。2020年の教員の働き方改革について、ポイントを考えてみた。
変形労働時間制は特効薬ではない
教員の働き方改革は、今年どのような局面を迎えるであろうか。変形労働時間制が導入される法改正がされたが、私はあの法律が実効を持つとは思っていない。忙しい時間を夏の空いた時間にずらすと言うが、「そもそも夏は空いてないでしょう」と思う。「働き方を改革するという課題」に対する解決策にはならない。

本質的になすべきことは、労働時間を見直し、働きがいをもって、授業をできる環境を整えることだ。……

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