明るい兆しはない教育界 膿を出し切る覚悟を持って改善

千葉大学教育学部教授 藤川 大祐
学校現場に強い批判が集まる
教育界の2019年は、制度と組織の限界が露呈した年であった。

まず、教員の「働き方改革」が大問題となった。いわゆる働き方改革法の施行などで社会的に働き方の問題が注目される中、時間外手当が支給されず長時間労働が常態化している教員の働き方がようやく本格的に取り上げられるようになり、教員の働き方改革法が成立し、変形労働時間制の導入が可能となった。だが、教員の労働環境がブラックだと指摘されてきた中、勤務時間をいじる変形労働時間制の導入はむしろ繁忙期の長時間労働を助長するという懸念が生じている。

合わせて、これまで学校教育で当たり前のようにされてきた校則や部活動、運動会(体育祭)の在り方についても、批判が高まり、注目されている。……

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