休校長期化 子供たちに自立を促すチャンスだ(鈴木寛)

東大・慶大教授 鈴木 寛


日本をはじめアジアの国々では、学校に児童生徒を集め、先生の監督下でいわゆる勉強をやらせてきた。学習ではなく、「勉めて強いる」意味での勉強と言った方が実態に合っている。本人の学ぶ意欲はさておき、学校に集めて勉強させることによって、日本の児童生徒の学力は世界的に大変高い水準を維持してきた。

ところが、新型コロナウイルスの感染拡大による臨時休校の長期化で、学校に児童生徒を集められなくなった。教員や親の監督下に置けなくなったとき、子供たちはどのくらい怠けるのか、それとも怠けないのか。子供たちの学びはどうなってしまうのか。

こう考えると、学校がいかに大事だったことがすぐに分かるはずだ。……

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