少人数学級の実現を 学校の新しい生活様式(細谷美明)

教育新聞論説委員 細谷 美明


日本社会の欠点があからさまに
緊急事態宣言が全国的に解除され、全てではないにせよ人々の生活が元に戻ろうとしている。地域差はあれ、学校も再開され学校には子供たちの明るい声が戻ってきた。第2波の到来を危惧する声もあるが、企業も家庭も学校もそれまでの自粛生活や感染からの防止策を教訓にしてそれぞれが「新しい生活様式」を歩んでいくしかない。

一方、今回の騒動で感染症防止と対応について現在の日本社会の欠点があからさまになった。政治関係で言えば、外出禁止令やPCR検査の一斉実施など日本以外の国々が即座にとった対策ができないなどの法整備の課題、医療関係では隔離病棟やベッド数の圧倒的不足、医療器具の緊急配備時の態勢の未熟さ、マスクや消毒液など医療製品の国内自給自足体制の脆弱(ぜいじゃく)性などの課題がある。そして、教育ではオンライン授業に対するソフト・ハード両面がほとんど未整備といった課題である。

これらは先進諸国との比較で明らかに後れを取っているものに絞り指摘したが、いずれも地方自治レベルで対応できるものではない。……

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