動き始めた少人数学級 未来志向の教職員配置を(渡辺敦司)

教育ジャーナリスト 渡辺 敦司


1年2カ月ぶりに始動した政府の教育再生実行会議で、少人数学級の計画的整備が検討課題として急浮上してきた。教職員定数を巡っては2006年以来新たな改善計画が策定されず、民主党政権でさえ小学校1年生しか35人学級を実現できなかった。安倍晋三首相の突然の辞任で先行き不透明になったものの、新型コロナウイルス感染症という奇禍を奇貨に変えることができるだろうか。
コロナ禍で現実味
少人数学級の必要性がクローズアップされたのは、コロナ禍による最長3カ月の臨時休校措置が明けても、クラスの半数ずつなど分散登校を余儀なくされてからだ。Withコロナ段階でも、身体的距離を確保することが求められる。

さらに、休校中の遠隔・オンライン教育の必要性から1人1台の「GIGAスクール構想」が前倒しされ、授業でも普段使いが可能になる見通しとなったことから、端末も置けるよう机を広げる必要性が出てきたことも後押しする。……

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