今こそ両利きの学校経営を 臨時休校の検証も必要(中原淳)

立教大学教授 中原 淳


コロナウイルスに対する世の中の関心が緩んできた。小康状態が続いているからだが、立教大学の私の研究室では、春の臨時休校時に子供や保護者に何が起こったのか、ウィズコロナ時代の教育現場に必要なものは何か、といったことについて「危機感」をもって調査研究を進めている。秋・冬以降のインフルエンザ拡大と併せて、コロナウイルスの感染拡大が再び始まることを見据えているからだ。

あまり不幸なことを考えたくはないが、秋から冬にかけて、教育中断に追い込まれる学校や地域が出る可能性はある。前回のように、全国一斉に、ということはないかもしれない。しかし、地域や学校によっては、学びの継続に大きな影響が出るかもしれない。

そうリスクを見積もったとき、学校関係者に意識してもらいたいのが「両利きの学校経営」という考え方だ。……

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