中教審中間まとめ 生煮え状態の「個別最適化」(斎藤剛史)

教育ジャーナリスト 斎藤 剛史


中教審の初等中等教育分科会は10月7日、「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと協働的な学びの実現~(中間まとめ)」を公表した。令和の時代の学校はどんなものか。中間まとめが抱える課題とは何か。
大きく報道されなかった理由

中教審は現在、中間まとめに関する関係団体のヒアリングなどに入っており、来年1月には答申の予定といわれている。本来なら、答申の元となる中間まとめは注目を集めるはずだが、残念なことに、大きく報じたマスコミは、本紙も含めて、ほとんどなかった。もしかしたら、中間まとめ自体を知らない教育関係者も少なくないかもしれない。

中間まとめが大きく報道されなかった理由は、今後の幼児教育から高校まで初等中等教育の在り方を包括的に扱っており、いわゆる「見出しの立たない」内容だったからだ。……

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