あだ名禁止 人権を民主的な解決で守ることが大切だ(藤川大祐)

千葉大学教育学部教授 藤川 大祐

広く生じている、あだ名によるいじめ被害

本紙電子版11月11日付は、「あだ名禁止の校則」に関する日本トレンドリサーチの調査結果を報じている。これによれば、小学校のあだ名禁止の校則について、「賛成」が18.5%、「反対」が27.4%で、「どちらでもない」54.1%が過半数を占めた。

嫌なあだ名で呼ばれることによるいじめ被害は、かなり前から広く生じているものと考えられる。最近でも、いじめ自殺事案において侮辱的なあだ名で呼ばれる被害があったことが指摘されている例が報じられており、あだ名による被害の問題は現在も解決されていない。

最近この話題が注目されているが、きっかけとなったのは、『週刊ポスト』2018年5月15日号の「最近の小学校、『あだ名禁止』や『さん付け』が増えた事情」という記事だと推測される。……

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