コロナ第3波 「ノー・ブレーム・カルチャー」が必要だ(中原淳)

立教大学教授 中原 淳

コロナ禍は感染拡大の「第3波」が到来し、ますます先の見通せない状況に陥っている。こういう不確実な状況に置かれたときに、課題となるのはリーダーシップだ。事態にうまく対応して、企業で言えば成果を挙げる、学校で言えば学びを止めずにアップデートできる。その成否は、ほとんど人と組織の問題にかかってくる。

世界的な経営コンサルタントのラム・チャランは、危機を乗り越えるためにリーダーが必要とする資質として、以下の6点を挙げている。(1)誠実であり、信頼できること(2)メンバーを鼓舞し、勇気づけられること(3)現実とリアルな情報でつながっていること(4)楽観的な現実主義者であること(5)徹底的に細部まで踏み込むこと(6)未来に打って出る勇気をもつこと--。教育現場でのこれまでのコロナ対策を振り返ってみて、このうちの(3)(4)(6)に課題がみられたところが多いように感じている。

どうして悲観的になったり勇気を持てなかったりするかというと、答えがないからだ。……

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