中学校教育70年記念式典 皇太子さまのおことば

中学校教育70年記念式典に出席された皇太子ご夫妻
中学校教育70年記念式典に出席された皇太子ご夫妻

皇太子ご夫妻が、10月19日に都内で開かれた中学校教育70年記念式典(全日中など主催)に出席された。皇太子さまは「中学校教育に携わる皆さんが、心の触れ合う学校教育の実践を大切にしつつ、教育に対する国民の期待に応えていかれることを願っています」と述べられた。

皇太子さまのおことばは次の通り。

中学校教育70年記念式典に、全国から参加された皆さんとともに出席することをうれしく思います。

昭和22年の学制改革により義務教育が延長され、新制中学校が発足しました。このような教育の充実は、戦後の復興と社会の発展に大きく寄与し、大変意義深いものであったと思います。

それから70年、科学技術の目覚ましい進歩や経済の発展により、国民の生活は豊かなものになりました。

このために、わが国の教育が果たした役割は極めて大きく、関係者の皆さんが学校教育に力を尽くされたことに深い敬意を表します。

また、この10年の間に東日本大震災など大きな自然災害が発生し、ご苦労をされた先生方や子供たち、学校関係者も多くおられることと思います。被災された学校をはじめ、被災地の一日も早い復興を願っております。

教育は、国民一人一人がその持てる力を伸ばし、豊かな人生を送るとともに、わが国および国際社会の平和と発展に貢献するうえで、まことに大きな役割を担っています。

とりわけ中学校教育は、義務教育の最後の段階として、将来を担う子供たちが社会で自立して生きていく基礎を培う、大切な時期に行われるものです。

私自身にとっても、中学校で受けた3年間の教育は、大変有意義なものでありましたし、学業の面のみならず、友人たちと一緒に充実した学生生活を送ったことが懐かしく思い出されます。

中学校教育に携わる皆さんが、心の触れ合う学校教育の実践を大切にしつつ、教育に対する国民の期待に応えていかれることを願い、お祝いの言葉といたします。