「学びを変える学校の開き方」 教員は社会に取り残されたままでよいのか(中)




日々教壇に立つなかで、教員自身が経験していないことを生徒に教える行為に違和感を覚えたことはないだろうか。学校教育を社会とつなげるには、教員だけの力では難しい。民間の企業や地域を巻き込みながら学校運営を繰り広げる東京都千代田区立麹町中学校の工藤勇一校長と、都立武蔵高等学校・附属中学校の山本崇雄教諭、そしてパブリック・リレーションズの専門家で、社会情勢に詳しい井之上パブリックリレーションズ代表取締役会長兼CEOの井之上喬氏の3人が、「学びを変える『学校の開き方』」をテーマに討論した。コーディネーターはTeacher’s Lab.代表理事の宮田純也氏。全3回。




■経験がないことを生徒に教える限界

宮田 工藤さんがどのような授業をされているかを聞かせてください。

工藤 当校の場合、ほとんどの学校行事を民間企業と連携して行っています。例えばノートのとり方一つでも、企業の方を招いて「フレームワーク」という手法を教えてもらいます。

1年生の早い段階から、大学や専門学校、企業訪問をします。……

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