OK Googleのその先へ AI時代に負けない学校教育(中)

独創的な実践で知られる「ぬまっち先生」こと、東京学芸大学附属世田谷小学校の沼田晶弘教諭は「義務教育こそエンターテインメント。面白くあるべきだ」と語る。第2回はそう思い至った背景と、「ぬまっち流授業」の事例を詳しく聞いた。
■義務教育を『エデュテインメント』に

――沼田さんが考える「学校教育のど真ん中」とはなんですか。

僕には「日本をこうしていきたい!」というような大それた目標はなく、目の前にある枠組み中で工夫しているだけです。まだまだ工夫の余地があります。

「では、どんな工夫をしているのか?」ですが、子供たちが義務教育を「やらされてる感」で受けるのではなく、「楽しい! やりたい!」と思って取り組めるためのサポートです。義務教育という枠組みの中で、何かを覚えなくてはならないのなら、「やらされている」ではなく「面白い!」と思って取り組めたほうが、絶対いいですよね。僕が考える教育のど真ん中は、まさに「義務教育を面白くすること」です。『エデュテインメント』と呼んでもいいかもしれません。
――具体的にどのような『エデュテインメント』を実践されているのでしょう。

例えば、「大喜利」をよくやりますね。国語の教科書で、原っぱにいるスズメ10羽が全員地面に顔を向けている写真があり、「何をしているのでしょうか?」という問い。……

この記事は購読会員限定です。購読を申し込むと、続きをお読みいただけます。