OK Googleのその先へ AI時代に負けない学校教育(下)

数々の著書の中で「僕はガチガチの勝利至上主義」と語る「ぬまっち先生」こと、東京学芸大学附属世田谷小学校の沼田晶弘教諭。勝利にこだわるのは、そこにAIに負けない人間力を育てる仕組みがあるからだ。3回目は、「AIに負けない人間力とは何か?」に迫る。




■「やる気」は出すものじゃなく、出るもの

――AIの台頭でなくなる仕事が度々話題になりますが、これからの時代において、人間に求められる力とはなんでしょう?

AIが何をどこまでできるようになるか、僕には予想が付きません。きっと、どこまででも進化していくような気もします。従って「AIに負けない人間力」を今の時点で定義するのは難しく、僕自身もまだ模索している最中ですが、従来通りの教育ではダメだということだけは分かっています。

すでに、知識をインプットする教育から主体的な学びへと移行してきていますが、「とにかく頑張りなさい」という根性論の関わり方も、いまいちですね。人間のモチベーションは、そんな声がけだけでは出てこない仕組みになっているからです。やる気は「出せ!」と言われて出るものじゃなく、自然と出てくる仕組みが必要なのです。

僕がなぜ痩せられないかというと、僕にグラビアのオファーがまだ来てないからです――というのは冗談ですが、子供たちがプレステ3を止められないなら、プレステ4を用意すれば解決しますよね。……

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