未来の部活動を考える(中) ガイドラインの課題に迫る


 現場から見た運動部に関するガイドラインの問題点や、「外部委託」「部活動指導員」の有効性は――。全日本中学校長会(全日中)会長の山本聖志校長(東京都豊島区立千登世橋中学校)と、教育社会学の研究者である西島央准教授(首都大学東京)、次世代教員の養成に当たる阿部隆行専任講師(東京国際大学)が、ガイドラインの課題について語り合った。

■ガイドラインをどう捉えるか

――部活動をめぐる状況の打開に向けて、国は運動部に関するガイドラインを示しました。内容や方向性について、どうお考えでしょうか。

山本 全日中会長と中体連会長という二つの役割で全国を回る中、各地で校長先生や部活顧問に、ガイドラインについてどう思うかを尋ねました。

 全国の校長に「部活動を中学校教育から切り離すことについてどう思うか」を単刀直入に聞くと、多くが「あり得ない」「全くあり得ない」と即答されます。部活動には意義があると感じているからです。

 顧問の教員の皆さんからは「放課後の生徒たちの、活動の場をどうするのか」と逆に質問を受けます。……

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