小学校英語 現場教員の負担を減らしたい(上)

「ただでさえ忙しく、『働き方改革を』と言われているのに、さらに負担が増える」「自分が学生の頃も英語は苦手だったのに、教える側になるなんて」――。3年生以上での必修化や5年生以上の教科化など、小学校での英語教育改革を目前に控え、公立小教諭から声にならないつぶやきが漏れた。プログラミング教育必修化も始まる中、不安を募らせる教員は少なくない。
この特集では、現場教員の負担を少しでも軽減したいと、新たな取り組みを推進する市教委や大学研究者を紹介する。彼らはどのような視点に着目して負担軽減を進めようとしているのか。全2回。


■「日本一」目指す東京都多摩市

「It’s the best vest!」

教員らの元気な声が響き渡る。東京都多摩市立東寺方小学校(伊藤智子校長、児童487人)での英語教育研修の一幕だ。

同市は「日本一英語のできる児童・生徒の育成」をスローガンに掲げ、今年度から本格的に小学校英語教育の充実に乗り出した。……