現役中学生作家・鈴木るりかさんインタビュー(下)


「小説を書くのは休みの間だけ、あくまで学業優先」という現役中学生作家・鈴木るりかさん。卓越した表現力や語彙(ごい)を持ちながらも、彼女が紡ぐ物語に貫かれているのは等身大の視点だ。インタビュー後半では、学校やクラブ活動など普段の様子と、鈴木さんの「教師観」についても尋ねた。




「作文」は得意じゃない

――学校ではクラブに入っていますか。

「家庭科部」に入っています。料理とか裁縫とか。今は高3の先輩の送別会準備で忙しいんですが(鈴木さんが通うのは中高一貫校)、文化祭では中3全員で軍手のぬいぐるみを作って展示しました。それと、毎年パウンドケーキを売るんですけど、作るのは中3からなんです。中1、中2では作らない。
――「パウンドケーキ作れるようになったら家庭科部員として一人前」という感じなんでしょうか。ところで、鈴木さんの著書ではいずれも、進学問題に直面する児童生徒が出てきます。特に中学受験組の熾烈(しれつ)な様子は衝撃的でした。ご自身も経験されたそうですが、実際はどうだったんですか。

私自身の受験は結構緩い感じだったんですが、もっと大変な人はいたと思います。毎日塾に通っていたり、すごい量の宿題を出されていたり。

『さよなら田中さん』では中学受験を控えて連日夜遅くまで塾に通い、追い込みをかける小学生の姿も描かれている。……

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