
■当たり前をやめれば、働き方改革もできる
――2014年当時、最年少の36歳で民間人校長に挑戦された理由を聞かせてください。
日本では現在、50歳以上の教員の数が圧倒的に多くなっています。そのため、今後10年以内には30代、40代の教員が、管理職を担う時代が来るでしょう。私は若手がどんどん管理職をやればいいと思っていますし、やるべきだと思ってきました。
しかし、現実に30代で校長になる人は、ほとんどいません。「校長をやってみたらどうだ?」という周囲からの提案もあり、ならばまずは自分自身が、塾での管理職経験や私立高校の立ち上げに携わった経験も生かしてチャレンジしてみようと、手を挙げた次第です。
――管理職になりたがらない教員が多い現状を変えていくには、どうすればよいでしょうか。
管理職になりたくない理由は何なのか。「大変そう」「楽しくなさそう」といったところだと思います。……
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