アクティブラーニングの新章(下) 第一人者の次なる挑戦


 アクティブラーニング(AL)研究の第一人者である、溝上慎一・桐蔭学園理事長代理/トランジションセンター所長・教授。京都大学から桐蔭学園に移り、後期中等教育の実践者として高校生らと向き合うことになった、溝上教授の新たな挑戦にスポットを当てる。


■「とらゼミ」で勉強の仕方を学ぶ


――京都大学から移った桐蔭学園では、どんなことに取り組んでいるのでしょうか。

 活動の一つとして、桐蔭学園高校スタンダードコースの1年生を集めて「トランジションセミナー」、通称「とらゼミ」という講座を開いています。「スタンダードコース」の生徒は、学力的には真ん中くらいの生徒たちです。中には「滑り止め」で受験して、第一志望に合格できず通うことになった生徒もいます。

 「探究をもっとしたい人は集まれ」「人生を変えたい人は集まれ」と呼び掛けたところ、約300人いるスタンダードコースの1年生のうち、20人近くが希望しました。活動は週に3回、放課後にしています。

 具体的な活動は、例えば生徒一人一人に横浜市の各区を割り振り、それぞれについて調べさせています。……

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